富山県にある櫻谷古墳にて2回目の調査を実施しました。
The 2nd survey was conducted at the Sakuradani Kofun in Toyama Prefecture.
1日目、11月25日。電気探査に使用する計測装置本体の内蔵リチウム電源が空だった。
どうやら、前日に充電があるか確認しようと思って、「まあ大丈夫だろう」と思いしていなかったらしい。
近くの車修理工場のようなところで12Vバッテリーを買う。なんとか、計測が開始できた。
流石に同期のガバを多く見てきた男は手口が巧妙だった。
現地でバッテリーを買って計測するのは10年以上前のよくある手法だったかのように思う。こんど清田先生に聞いてみたい。
2日目、11月26日。動的コーン貫入試験を実施している途中に、部品の一部(アンビル)がなくなる。
DCPTのロッドが貫入済みの穴に落ちてしまわないか、に気を使ってる時だったので、私は虚を突かれた思いがした。
どうやら古墳の傾斜で転がって何処かに行ってしまったらしい。予備はない、まずい。
が、探し出すことが出来たらしい。流石に旋盤持ってる会社や工場に突撃したくはなかった。
察するに、同期のガバに追いつく為にポイントを稼ぎたかったのだろう。
帰り際、ローカル線(氷見線)に乗って帰りたいと子たちが言う。
観光にもちょうどいいじゃないかと思っていたが、疲れと大きめの間食を完食したせいで寝ていたらしい。
なんのためのローカル線観光なんだろうか。まあ乗り過ごさなかったようで何より。
3日目。とうとう、雨が降る中での調査となる。
計測中に突然、Excelでデータシートを付けていたパソコンがブルースクリーンすら出ずにフリーズ。
なにか古墳に眠る、偉人・故人に悪いことをしただろうか。全く原因に思い当たるフシがない。
「風避けだ」とか言って、古墳に寝そべってなどいないのに。
調査は時間内に必要量を終わらせることが出来た(らしい)。
土方くんは、たっぷり電気の詰まったバッテリーを研究室に土産として持って帰れることに歓喜したのか、泣いていたように思う。
研究室思いのいい子だ、と私は思った。
後日談(12/18)
持って帰ってきた古墳の土を、紛失した(研究室大掃除で勝手に破棄された)
、、、と思っていたが、実は全然紛失していなくて、普通に発送したまま箱の中にあって、
後輩に詰められて謝罪会見を開く準備を始めた原くんが、そこにはいた。