夏休みといえば、どうやら自由研究らしいです。
趣味と研究の狭間にある課題をいくつか紹介しようと思います。

製作者はD1 原さん。
3DCAD(DesignSpark Mechanical)の勉強と3Dプリンタの学習で古墳再現。
研究寄りかと思ったが、この個数はどうなんだ。
きっと培った技術が室内試験の治具作りに生かされるのだろう。
PLAの強度・弾性波速度に注意しつつ今後の実験に活かしてほしい。


製作者はM2 平能さん。
薄膜センサー用アンプの部品のハンダ付け。ほぼ研究。
自主的にハンダ付けをやると言い出した。いい子。
PCB基板のシルクのクセが強いのは基板設計の久野による犯行で、彼は関係ない。
途中、彼がB4にハンダ付けを外注していたのはここだけの秘密。


製作者はM2 二口さん。
3Dプリンタのスライサ、Curaの設定に深く切り込むとともに、積層痕をどう目立たなくするかに取り組んだ。
ターゲットはFDM方式には印刷難易度の高い、消波ブロック。
積層厚みの最適化、樹脂系コーティングの知見は実験装置の印刷の際に役に立ってくるだろう。


https://geo.iis.u-tokyo.ac.jp/2023/08/17/%e5%85%89%e3%82%8b%e3%83%86%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%9d%e3%83%83%e3%83%89%e3%82%92%e4%bd%9c%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%bf%e3%81%9f/

製作者はM2 橋本さん。別途、記事になっている。
個人的に、消波ブロックは3DCADのチュートリアルとしては最善だと思う。
本音としてはJavascriptにも手を出してほしかった。が、それはもう地盤研究室のやることではない。


製作者はM1 土方さん。
特定小電力無線 B帯域用の自作八木アンテナで、かなり研究寄りかと思う。
きっと表面波試験のときに使われるであろう。
信号の強度的に今あるアンテナに勝てるのか、モノを壊しがちな桑野研の現地調査を乗り切れるのか。
乞うご期待。


製作者はM1 彬さん。
HX711を利用した電子天秤・体重計、ArduinoIDEのプロッターで結果を見る。
実験に使用しているものと同じなので、これもかなり研究寄り。
普通のArduinoではなくESP32を利用しているので、Wi-Fiを使った開発等に向かってゆくのか。
堀之内先輩から意志を引き継いだ彼の、今後開発する装置には大いに期待したい。


製作者はB4 真下さん。
3DCADと3Dプリンタの勉強のための、襖の取手。印刷物のクセが強い。
きっと部室に同じものが置かれるようになるんじゃないだろうか。
青じゃなくて黒のSILK-PLAで印刷してほしかったところ。
何故かよくわからないが、次はニンジンを印刷してみたいそうだ。


製作者はクラバウターマン。B4 真下さん。
次期学生用のRyzen 5700GのPC自作。
パソコンパーツ一式を買っておいたら、知らない間に組み上がっている。桑野研、夏の七不思議の1つ。
そのうち高性能ワークステーションのパーツを置いておいたら、勝手に組み上がっていないだろうか。


そんな私の夏休みの自由研究は、ffmpegでlibsvtav1を利用した研究室クラウドの動画データのシュリンク。
土槽実験で定点観察とかだったりすることが多いので、100GBのファイルが1GBくらいに小さくなる。
webmとwebpが覇権となる日を心待ちにしている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です