もはや恒例行事となりつつある那須でのフィールド試験、2月上旬に第3弾を行いました。
前回の試験ではテイクアウトケーブルの大半を送り忘れ、24ch分でどうにか切り回した苦い思い出があります。反省を生かし、今回は事前にしっかり確認して現地に乗り込みます。
特にこの時期の那須は厳しい冷え込みが予想されます。厚めの軍手やカイロ、発送し忘れた実験ノートと実験用の接着剤を追加の手荷物として手提げ袋に用意し、準備万端!
エキナカの立ち食い蕎麦で朝食を取り、那須塩原までの新幹線に乗り込みました。
朝の新幹線はなかなか込み合っており、自由席を取った私はデッキに立つことに。ぼーっとしていると、手元がやけに軽いことに気付きます。
……立ち食い蕎麦屋に手提げ袋を忘れてきていました。
一瞬「またやったな」と冷静になりますが、2秒して「実験用品入ってるし、今回はまずくね?」流石に慌てだします。すぐに蕎麦屋に電話をかけ、なんとか荷物を確保・保管していただけました。
電話を切り、以前とある先輩から持ち運びを頼まれた学会発表ポスターを電車の網棚に忘れたのを思い出しました。
まるで成長していない自分がいたことに落ち込みながら、那須塩原到着。
思ったほどは寒くなかったので、忘れたダメージはそれほど大きくなさそうと勝手に一安心しながら、技術研究所に向かいます。

実験場のコンクリートブロックには雪も残っており、前日の寒さがうかがえます。
なんと今回も五洋建設の方が前日入りしてくださり、実験セットアップの一番面倒な部分をすでに済ませていただいておりました。
日帰りということで時間の制約も大きく、本当にありがたかったです。
今回の調査内容は、「せん断波がコンクリート床版直置きのジオフォンでも取得できるのか」と「多点での表面波探査」の2つでした。
蕎麦屋に置いてきた接着剤というのは、この直置きの状態でジオフォンと床版の間の摩擦を確保するために用意していたものでしたが、あえなく断念。
本当の直置きで実験作業を開始します。
まだきちんととデータは見ていませんが、ロガーを見る感じ何かしらの波形はとれていたような気がするので、多分大丈夫でしょう。
午後は表面波探査です。
未だに勝手がよく分からないなか、筆者自ら60cm長のハンマーを振り下ろし、実験を進めていきます。

思えば私が起振するのは今回が初めてです。今までは、のほほんとロガーの前に佇み、起振する先生や協力いただいている五洋の方を眺めていました。
これがなかなかの重労働であることを今更ながら認識、100回ほど叩いたところで腕にだいぶ疲労がたまり、とりあえず予定していたデータ点数も確保できたので実験終了。
ちなみに執筆しているいま、腕とふくらはぎの筋肉痛に苦しめられています。先人の皆さんの苦労を追体験することになりました。本当にありがとうございます。
実験の後は少し時間があったので温泉とラーメンに行きました。午前はともかく、午後はいい1日でした。

今回もご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
来週は修士の中間審査らしいですね、頑張ります。